黒い封筒を開けると、パズルと1通の手紙が同封されていたと思うわ。

​このパズルはスケルトンパズルと呼ばれるもので、
予め用意されたキーワードをマスに書き込んでいって、
アルファベットが書かれたマスを繋いで読むと
答えが出てくるってシステムのパズルよ。

まずは、このパズルを解いていきましょうか。

パズルを解くためには、キーワードを見つける必要があるわね。
でも、手紙の中にはそれらしき物はないみたい。​

じゃあ、どこにキーワードがあるのかしら？

ヒントは、このパズルを埋めるために必要なキーワードの数よ。

キーワードの数は25個。この数字、覚えがあるわよね？
そう。このパズルを埋める為に必要なキーワードは、

《しあわせのいと》に登場する女の子25人の名前よ。

​そうと分かれば、早速埋めていきましょうか。
​って、どこから埋めればいいのか分からない……って顔してるわね？

​それならまずは、名前の読み仮名を書き出して
文字数順に並べてみましょうか。

こうして書き出してみると、8文字の子が1人だけいるわね。
​という事は、そこから埋めて行けばあとはスムーズに進められるはずよ。

パズルを全部埋めてアルファベットのマスを順番に読むと、

シタイノアタマミギシタカラヨメ
死体の頭右下から読め

って文章になったわね。

​死体の頭……何を読むのか、もうわかったかしら？

あなた達の前にはきっと、さっきのパズルを解いている時に
名前を書き込んだ子から順に裏向きにしていった
キャラクターカードがあるんじゃないかしら？
​
裏向きになったキャラクターカードは《しあわせ》状態。

​この状態で、右下から順番に頭文字を読んでみて。

右下から頭文字を読むと、
​
このせかいはくりかえしているそとのぼくにあいにきて
​この世界は繰り返している　外のボクに会いに来て

​というメッセージが現れたわね。
​
​外のボク……なんのことかしら？

一人称として「ボク」を使用しているのは
「605号室の水無月すみれちゃん」だけだから、
きっと「外のすみれちゃん」を意味しているんだろうけど、
「外」って何かしら？

​ところで、説明書26ページのこの文章、何か違和感はない？
普段あなた達はよく見かける内容だろうけど
説明書に「外部サイトへのURL」なんて言葉、必要ないわよね？

二次元コードから「しあわせのいと」公式サイトへアクセスして、
人物紹介の「すみれちゃん」に会いに行ってみましょう。

​何かヒントが貰えるはずよ。​

「すみれちゃん」の人物紹介が表示されたわね。
​
他の子の人物紹介と比べると、
この内容に何かあるって感じがするわ。​​

まず気になるのは、「ハコをひっくり返す」という行動ね。

この内容、黒い封筒を見つける方法としても活きているみたいだけど、
実はもう1つ役割があって「ハコをひっくり返して見て」とも読めるわ。

​​つまり、化粧箱のウラ面を見て。という事ね。​​

ハコの裏を見てみましょう。
何か気になるところはない？

​このゲームを何度か遊んだあなたなら、気づくはず。​​

箱の裏に貼られているゲームのイメージ写真
​これ、なんか変だなって思わない？

​・「403号室ももかちゃん」におくりものトークンが置かれている
・おくりものトークンが6ターン目まで存在している
・ツキビトに指定されている子が《しあわせ》になっている

​他にもあるけど、まとめて言えるのは
​この写真が前半パートの様子を写したものではないという事よ。

となれば、この写真が何を示しているのか、もうわかるわよね？​​

こんな感じかしら。
並べてみれば、各トークンが何かを示していそうなことが解るわね。

「すみれちゃん」の趣味に、言葉遊びがあったのを覚えているかしら？

なんでこの文字だけ赤いんだろうって、きっとあなたも思っていたはず。
​そして、その疑問は他の場所でも感じていたわよね？​​

それじゃあ、各トークンが置かれているカードの
フレーバーテキストに含まれる赤文字を、順番に読んでみましょうか。

​おくりもの赤：人わおせよれ
おくりもの青：てみとびきつ
監視黄：敵せなに
監視黒：めよ怪よ

うーん、全然意味わからないけど、
よく見ると1つだけ読めそうなものがあるわね。​​

おくりもの青のメッセージ、
これ逆に読めば文章になるよね？

つきびとみて
ツキビト見て

​このメッセージが示すのは
ツキビト差分のカードも同様に赤文字を読んで。
​という事なんだ。

​でも、なんでおくりもの青トークンのメッセージだけ
文章になっていたんだろう？

もしかすると、他のトークンを読むのにも何か法則があるのかも。

法則を見つけるヒントは、このゲームのルールにあるよ。

​このゲームのテーマは二面性。
全てのコンポーネントにオモテとウラがハッキリと設定されているんだ。

青のおくりものだけが逆から読むと文章になった理由、気づいたかな？

よく見ると、ここにヒントが書いてあるよ。
​
整理整頓、きちんと向きを揃えましょう。
​
このメッセージ通り、各コンポーネントをオモテはオモテに、
ウラはウラに揃えてみよう。
​
そう考えると、青のおくりものだけが文章として読めたのも、
カードとトークンをそれぞれウラ面で揃えて、
読む順番もウラ(逆)から読んだことで文章になったんだね。

さあ、これで各トークンを文章化する方法がわかったね。

トークンは4種類あるけど、ボクの人物紹介で示していたのは
「言葉遊び」だから、赤のトークンの赤文字だけを読めばいいよ。

ツキビト差分は女の子たちのウラの顔だから、
これもさっきの法則のように逆から読んでみよう。

​おくりもの赤(通常差分)：初まりのこが
おくりもの赤(ツキビト差分)：きみ達の中に

​全部繋げると、

初まりの子が　きみ達の中に

​《しあわせのいと》の元凶は、キミ達の中にいるんだ。

実はボク、《しあわせのいと》の元凶が誰なのか知ってるんだ。
だから、あの子にバレないように
キミ達の名前の中に隠しておいたんだよ。

​ただ、説明書はあの子も見ているから、
​ここじゃないもうひとつの場所に隠してあるよ。

隠し場所は、この世界の外側。 ​序盤に、ボクに会いに来てくれたあの場所​だよ。

​説明書と、この場所の名前をよく見比べてみて。
1人だけ、外側の世界にしかいない名前があるはず。

​その名前が見つかったら、あとは一番最初に書かれていた

​全てを解き明かしてその名の扉を叩いた時、
あなたは《しあわせのいと》の真実を知ることができます。​

​この文章の通り、その名前を叩いてみて。

さあ、ボクが案内できるのはここまで。

​この先はキミが、その目で確かめて。